貝化石肥料ができるまで


製造工程図 製造工程図のフローチャート図

①貝化石鉱石
②選別採掘
③粗砕
④乾燥
⑤粉砕  
⑥分級
⑦ホッパーに貯蔵
⑧袋詰
⑨製品

 世の中にカルシウム肥料は色々ありますが、弊社の貝化石はとても丁寧に作られています。
 温度は他社に比べ低い温度で焼いています。
 燃焼時に重油や燃料の成分が付着しないようにとても気をつけて乾燥させています。
 また、弊社の貝化石の粒度は機械でまいても、風で舞い上がる程の粒度ではありません。
 砂と同じくらいの粒度ですので風に舞うことなく土にすぐなじみますので粒状の貝化石を好んで
使われる方にも違和感なく使用できます。

①貝化石鉱石 貝化石の鉱床です。表面に見える溝は重機のつめでつけたものです。こうするとくずれにくく安全に作業ができます。 白い砂のようですが、アルカリ分が本当に高いところは、本当に薄いピンクがかった白っぽい色です。


②選別採掘  貝化石鉱山は鉱石ですので品位は様々です。弊社ではアルカリ分35%以上の鉱石を肥料用として採掘しています。それ以下のものは土木用として、選別して採掘しております。  きっとアルカリ分が高く肥料用として効果のある地層はその時代の海がとても貝のえさとなるプランクトンが多い栄養豊富だった海であったからではないかと思われます。  土木用の貝化石は成分は低いですが、軟弱地盤改良などにとても役に立つ資材です。昨今の地震が多いことを考えますと軟弱地盤は改良してから家を建てるのがお薦めです。  特に池を埋め立てたところ、ヘドロの堆積があったようなところの改良にはいいです。  重金属の吸着もしますので、工場跡地の金属の溶出が心配なところにもお薦めです。

③粗砕  採掘された鉱石は重機のつめでつぶし、石ころ程度の塊をなくす程度までつぶします。その後タイヤショベルでもバケツの裏ですりつぶします。 ④乾燥    弊社は小型のバーナーを使用したロータリードライヤーで原料を回しながら丁寧に焼いていますので、炉の中の製品温度は、それほどあがりません。炉の出口の温度は90度程度。カキガラなど焼成させる肥料とはは全くちがいます。  乾燥を目的にしていますので、自然の恵みを化学変化させずに利用できる肥料(焼成しておりません)となっています。

 

 

④乾燥  
 弊社は小型のバーナーを使用したロータリードライヤーで原料を回しながら丁寧に焼いていますので、炉の中の製品温度は、それほどあがりません。炉の出口の温度は90度程度。カキガラなど焼成させる肥料とはは全くちがいます。
 乾燥を目的にしていますので、自然の恵みを化学変化させずに利用できる肥料(焼成しておりません)となっています。

⑤粉砕  乾燥した原料をすりつぶし粒度を安定させます。


⑥分級
 網でふるい粒度を安定させています。



⑦ホッパに貯蔵


⑧袋詰

創業当時はお姑さんが勤めて頂き、今は二代目のお嫁さんが袋詰めしてもらってます。みなさん貝化石鉱山のご近所の方です。


⑨製品
従業員の高齢化に伴い、
最近手積みでした工程をロボットに頼ることになりました。今のところ順調に稼動しています。